沿革

帝京第五高校サッカー部は、2009年に植田監督が赴任。

部員わずか数名の状況であったが、元帝京高校サッカー部・古沼監督、元国見高校サッカー部・小嶺監督(現・長崎総附サッカー部監督)より有難き司令を受け、帝京第五の強化に取り組みを始める。

 

地元ではない、高知出身の植田監督であったが、高校は長崎の国見高校へ進学、大学は関東へ出ていた経歴から、仲間のサッカー関係者らを通じて愛媛県外の生徒も受け入れながら、複数年を費やして徐々に部員の獲得に成功。学校側もサッカー部の強化に大きく力添えをしてくれた。

「夢を持つ生徒に選ばれる学校」を更に目指そうと、順調にサッカー部の強化を進める。

 

就任わずか1年でサッカー部をシード校に成長させ、2015年には、残念ながら準優勝ではあったが、一つの目標としてきた全国高校サッカー選手権・愛媛県大会の決勝の舞台に選手たちを立たせる。

 

順調過ぎるほどの成長を遂げ、全国出場も近いと手応えを感じるものの、2016年はベスト4、2018年、2019年共に愛媛県大会はベスト8でストップ。悔しい結果が続いた。

 

2018年よりスポーツ奨学生としての受け入れを強化。

学年15名の案内枠を学校に提供して頂き、サッカー部の更なる強化に着手を開始。

現在は関東からの生徒を多く案内しているが、将来的な構想としては、地元愛媛の生徒と他県生徒が融合する環境作りを目指し、「親元を離れて成長を追いたい生徒」、また、「多交流に触れて成長を追いたい地元生」といった形で「夢を強く持つ生徒のために提供する環境」を作り出したいと考えている。

2022年には悲願の選手権出場を果たし、全国での1勝、全国ベスト4、日本一の達成と、愛媛で夢は広がるばかり。

サッカーを通じて強く、たくましく、諦めの悪い男を育て、プロ選手としての活躍や、社会で活躍する人材を育てる為の懸命の努力が現在も続いている。



教育方針

初代理事長・冲永荘兵衞の遺訓「力むれば必ず達す」を校是として心身共に健全で、明朗闊達な人格形成に努めている。

学校生活においては、生徒一人ひとりの個性を尊重し、教員と生徒が共に学び、成長することを願いながら、学習においては基礎基本の徹底を図り、学力向上と心豊かな人間の育成を心掛けている。

「知・徳・体」の調和のとれた教育を目指し、社会に貢献できる人材の育成に努めている。


学校長のお言葉

帝京第五高等学校の建学の精神「力むれば必ず達す」は、「努力は実力を生み、実力は自信を養い、自信は興味を倍加する」と続く言葉のように、不断の努力の積み重ねが、必ず自分の夢を実現させるということを示しています。

この言葉に導かれて、日々の活動を行い、同じ目標を持つ仲間をリスペクトし、切磋琢磨する生徒の育成を目指しております。

努力の積み重ねが一人ひとりの個性を伸ばし、人間的成長に繋がり、ひいては社会に貢献できる人材の育成になるものと確信しております。

また、本校では、部活動で頂点を目指しながら、同時に学習面において個々の進路に応じたカリキュラムを編成し、きめ細やかな指導をモットーに、質の高い文武両道を目標としております。

皆さんが充実した高校生活が送れるよう教職員が一丸となってサポートして参ります。

人生の中で大切な青春時代を本校で過ごすことで、努力を基とし、世界に羽ばたき活躍する人が一人でも多く育ってくれるものと期待しております。(2021学校案内のお言葉を記載)